2016年09月30日

体幹の科学 「呼吸パターンが速くなると・・・」

今日は「体幹」をテーマにお届けいたします(^^)


前回「呼吸と体幹の安定性」というテーマでお話ししましたが、今日は「呼吸パターンが速くなると・・・」というテーマでお届けしたいと思います。


まず呼吸法なんて何の意味があるの?


なんて思われるかもですが、前回述べたように呼吸は「体幹の安定性」と、かなり深い関係性があります。


そして今回のテーマである「呼吸パターン」ですが・・・・


呼吸は横隔膜の動きと連動して行われます。


そして、呼吸パターンは、身体的・化学的・情緒的な理由により呼吸の量や速度が変化をします。


呼吸のパターンに問題が出ると、身体はこれを埋め合わせようと、胸郭上部の呼吸補助筋を動員し、さらに呼吸速度を速めたり、呼吸の要求に伴い様々な呼吸パターンを用意します。


アスリートにとって、運動中に呼吸速度などが速くなるのは自然な反応ですが、安静時にアスリートがゆっくりとした横隔膜呼吸に回復できない場合は問題が生じます。


安静時に早い呼吸パターンを示している場合は、呼吸器系に負担がかかった場合、さらに不健全な呼吸パターンをもたらすことがあるからです。


そして呼吸機能障害の「原因」に関しては様々であるにもかかわらず、大多数の障害はよく似たパターンを示すそうです。



どういったパターンかというと、「呼吸頻度の増加」と「胸部呼吸」です。


これはバラバラに起こることもあれば、この二つが同時に起こることもあります。


特に呼吸頻度の増加が起こる極端な例は「過呼吸」と言われ、不安や不運神経症との関連があります。


これはスポーツでもそうですか、「ストレス」がかかると速度の速い胸郭上部の呼吸パターンが更新する傾向にあります。


そして、ここで前回のテーマと関係が出てくるのですが・・・


身体は「体幹の安定性」よりも「呼吸を優先する」・・・・ということです。


つまり試合前に過度に緊張すると、呼吸速度が速くなり、身体は体幹の安定性より呼吸機能を優先させるので、体幹の支持力が弱くなり十分なパフォーマンスが発揮できない・・・という寸法になるわけです。


なので、大事な試合前のように過度なストレスにさらされた時ほど、良い呼吸パターンを促す必要があるということです。


早い呼吸パターンがもたらす問題として、身体のpH(水素イオン濃度)に及ぼす影響があります。


血液のpHは、通常7.35〜7.45の弱アルカリ性に保たれています。


ところが、呼吸が速くなると吐き出される二酸化炭素が増えてpHが上昇する可能性が高まります。(呼吸性アルカローシス)


これが起きると、脳や筋肉に届く血液量が減少し(ボーア効果)、さらに血液から放出される酸素量も減少します。


十分な血液量が供給されなければ、

※ 筋緊張の亢進

※ 運動制御の低下

※ トリガーポイントの永続化(痛みの出る箇所が固定される)

※ 筋肉の痙攣の増加


などの可能性が高くなるわけです。


また、呼吸機能障害は、姿勢のバランスと下肢の固有感覚機能に悪影響があることも知られています。


普段の姿勢の制御や、スポーツの試合におけるパフォーマンス的にも、呼吸速度のコントロールというのはとても大事な役割を果たします。


もう一度繰り返しますが、運動中に呼吸が速くなる・・・これは正常です!!!


問題は試合前のストレスを受けているものの安静にしている時に呼吸が速く、浅くならないように、気をつけましょう・・・そんなお話だと思っていただければいいと思います(^^)


しばらく、この体幹や姿勢と呼吸をテーマにお届けします


お楽しみに(^^)


ではでは!

参考文献
NSCAストレングス&コンディショニングジャーナル2016年 5月号




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posted by てっちゃん at 03:04| 体幹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする