2016年10月12日

競技でのスプリントトレーニングの距離設定について

今日は、「競技でのスプリントトレーニングの距離設定について」というテーマでお届けしたいと思います。


スプリント・・・・いわゆる全力疾走ですが、よく言われることがあります。


陸上競技以外の競技では高いトップスピードはそれほど必要ないと・・・・


それよりも短い距離をいかに素早く加速させるかが必要であると・・・・


陸上の短距離選手の最も短距離では100mを全力疾走します。



しかし、大抵のスポーツで100mを連続して全力疾走する・・・


そんなシーンはほとんど存在しません。


サッカーのような広い競技場を使う場合でも2〜30mダッシュするのがせいぜいだと思います。


野球の塁間にしても外野手の守備にしてもそうです。


インドアで行うバスケやバレー、バトミントン、はたまたテニスと・・・


これらのスポーツではフィールド自体が狭いですから、一瞬のダッシュの連続がプレースタイルであり、100m走で使う「トップスピード」のスピード自体をさらに高める・・


そういう能力向上のトレーニングはそれほど必要はない!!!ということがよく言われます。


そして、それよりは実際の競技で使われることの多いスプリント距離の距離をダッシュするトレーニングを行うことが大事である・・・


このこと自体はそれほど大きな異論は僕にはありません。


ただ、「全く行わない」というのはちょっとどうかと思います。


これはエピデンスがあるわけでもなく、完全に個人的主観でものを言わせてもらいますが、トップスピードが速ければ、それだけ「足を速く回転させる能力が高い」ということになります。


いわば単純に「足が速い」わけです。


「足が速い」のならば、途中の加速力の足の回転のスピードに有利に働くことはあっても、不利に働く・・・ということはちょっと考えづらいです。


特に、陸上競技の100m走の場合は、足をスターティングブロックに固定してスタートします。


しかし、こんなに足を固定してダッシュする競技は陸上の短距離だけです。


それ以外のすべてのスポーツは足は固定されずにスタートします。


そしてまたほとんどのスポーツは「0発進」でダッシュを始める・・・というシーンも案外少ないはずです。


バスケ、サッカーにおいては何らかの形で歩いていたりジョグしていたり、軽くステップを踏んでいたりしながら・・・要するに「ある程度動きながら」の状態でダッシュを始めることが多いと思われます。



そうなると加速においても「0発進」と言うよりは、「中間加速」と言いましょうか・・・


ある程度勢いがついた状態からさらに加速する・・というシーンのほうが多いのではないでしょうか?


そういう状態だと加速に必要な筋力・瞬発力もさることながら「足を素早く回転させる能力」も高い方がそれなりに有利であると考えられます。


なので、短距離のダッシュを行うトレーニング「の方が」確かに大事ではあるのですが、「それなりに」トップスピードを向上させるようなトレーニングを取り入れるのはあながち「全く無駄である」とは僕は考えていません。


そしてもう一つ大事なのは「距離設定」です。


競技で1〜20mの距離のダッシュが多いから、その距離を「0発進」でダッシュするトレーニング・・・も確かに大事ですが・・・


この場合「もう少しだけ距離を伸ばしておく」ということも大事です。


ダッシュのトレーニングって大抵、引かれた線から用意ドンでダッシュしませんか?


20mだったらきっちり20mに線が引かれていてそこまで走って、歩いて戻る・・・みたいな・・


例えばバスケなら、バスケットのコートの中でダッシュしたりすると思 います。


体育館だとちょっと厳しいですが、外であれば「もう少し長く」ダッシュすることがオススメです。


野球にしても塁間きっちりの距離・・実際にベースランニングでホームベースから1塁までダッシュを始めていると思うのですが、後2〜3mほど後ろから走り始めてみるとか・・・2塁まで走るトレーニングを常態化させるとか・・・


これは先ほど言ったように「ある程度動いている状態から「再加速」した場合、最初に少し勢いがついている分、「到達するトップスピードが少し高く」なります。


野球で言えば2塁から走って3塁を回ってホームに走る場合、3塁を回っている時点でもう相当なスピードがすでについているわけです。


3ー本塁間のトッブスピードはこの場合、3塁からのタッチアップでスタートするような「0発進」の時よりはるかに速いはずです。


こういう領域のスピードトレーニングを普段からおこうなうことによって、「勢いがついた状態からスタートした場合のスピード領域」の向上を狙ったトレーニングが可能になります。


なので「普段使用している距離」だけをダッシュするトレーニングばかりを行うのではなく、「ほんの少し長い」距離をダッシュされることをお勧めいたします。


短距離ダッシュのトップスピードというのは概ね35m付近で達成されます。


なのでどんな競技あっても、トレーニングの一環として35mのダッシュトレーニングを取り入れつつ、さらにその競技特有の距離の加速力を向上させるため、さらなる短距離、もしくは瞬発的トレーニングを組み合わせる方がいいと思います。


よろしければ是非ご参考に(^^)



ではでは(^^)



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posted by てっちゃん at 00:28| ジャンプ、スピード、アジリティ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする